「キャバ嬢」と「ホステス」どちらも水商売をしていると必ず耳にする言葉ですよね。
では、あなたはキャバ嬢とホステスの違いを知っていますか?
私は21歳から26歳までの約5年間、キャバ嬢としてもホステスとしても働いてきました。働いてきて思ったことは、「キャバ嬢とホステスは似ているようでまったく違う」ということです。
この記事では、キャバ嬢とホステスの違いや転身する際の注意点をご紹介していきます。キャバ嬢とホステスの違いを知りたい方や、次に勤務するお店を決めかねている方はぜひ参考にしてくださいね!
キャバ嬢とホステスの違い
キャバ嬢とホステスの違いは、キャバクラか高級クラブ、どちらで勤務しているかにあります。ここからはキャバ嬢とホステスのそれぞれの特徴を詳しく説明していきますね。
キャバ嬢
キャバ嬢はキャバクラで勤務する女性を指す言葉です。
キャバクラと聞くと若い女の子が勤務しているイメージがあるかもしれませんが、お店によっては20代後半〜30代前半の女性がメインで活躍しているところもあります。
お客様も大学生やサラリーマン・社長と幅広い職種や年齢層の方が来店するので、自分が得意な客層を見極めることも重要です。
また、キャバクラの特徴としては「ママがいない」ということが挙げられます。接客スタイルもマンツーマンが基本です。
そのため、接客スタイルやお客様への営業方法を自分で確立しなければなりません。
その代わり店長やボーイ(黒服)がいるので、悩み事があればすぐに相談するといいですよ。
ホステス
対するホステスは高級クラブで勤務する女性のことを指します。
高級クラブと聞くと、夜の街「銀座」をイメージする方も多いのではないでしょうか?同時に、敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
高級クラブには「紹介制」が設けられており、限られたお客様しか来店できません。そのお客様も大企業の社長といったような、地位のある方が多く来店されます。
そのため、ホステスに求められる容姿や接客スキルもキャバ嬢より高いレベルを求められることがほとんどです。
キャバクラでは自由だった髪色やメイクも制限される可能性があります。特に明るい髪色を禁じている高級クラブは非常に多いです。
また、高級クラブではママを中心とした複数人での接客スタイルが基本です。キャバクラよりも、より協調制が求められる場面が多くなるでしょう。
キャバ嬢からホステスに転身する時の注意点3つ
水商売をしている方の中には、キャバ嬢としてある程度のキャリアを積んでからホステスへの転身を考える方もいらっしゃるかもしれません。
私もキャバ嬢からホステスへと転身したので、「新しいステップへ進みたい」「環境を変えたい」といった気持ちがよくわかります。
しかし、ホステスへ転身する際には注意するべき点が3つあります。ホステスへの転進を考えている方は、必ずチェックしてくださいね。
年齢制限をクリアしているか
これはキャバクラで働く際にも言えることですが、それぞれのお店には年齢制限が設けられています。お店選びの際には年齢のことも考慮するようにしましょう。
レベルの高いマナーに対応できるか
先述した通り、高級クラブには地位の高いお客様が多く来店されます。そのため、ホステスとして働くためにはキャバ嬢以上の気配りやレベルの高いマナーが必要です。
すべてキャバ嬢にも必須のマナーですが、完璧にこなすことができますか?
中でも、時事的な会話や社会常識は昨日の今日で身につくものではありません。毎日新聞を読んだりして、コツコツ知識を増やしておきましょう。
特にゴルフについて会話ができるとお客様と話が弾みますよ!
給料システムの変更
最後に、キャバクラとホステスの給料システムの違いについて説明します。
それぞれにはこのような違いがあり、ホステスへ転身すると自動的に日給制で働くことになります。
キャバクラでは時給制に加えて、指名本数や指名売上によってお給料が変動するシステムが導入されており、自分のがんばり次第で毎月のお給料が変わります。
しかし高級クラブでは、ママや売上のあるホステスの「ヘルプ」として勤務がスタートします。そのため、キャバクラのように指名本数や指名売上がすぐにお給料に反映されるわけではないので注意が必要です。
その代わり売上を立てることができなくても安定した収入を得ることができますし、同伴を増やせば日給が上がる可能性もあります。
自分にはどちらが向いているか
キャバクラでは幅広い年齢層のお客様への対応力が求められ、指名本数や指名売上によって毎月お給料が変わります。
対する高級クラブは、いわゆるVIPのお客様へのレベルの高い接客スキルが要求されます。その代わり、ヘルプとしてしっかり勤務していれば安定して高収入を得ることが可能です。
このようにキャバ嬢とホステスでは、客層や求められる接客スキル・給料システムにも大きな違いがあるので、そのことを踏まえた上でどちらが自分に向いているか考えることが大切です。
「ホステスとして働くのは難しそう」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、高級クラブで求められるスキルはキャバクラでも培うことができるので安心してくださいね。
キャバクラや高級クラブでは、基本的に体験入店制度が設けられています。どちらで働くか悩んでいる方は、一度両方で体験入店をしてみるのもオススメです。
お店を探す際はスカウトではなくナイトワーク専門の求人サイトを利用しましょう!詳しくは下の記事でも解説しています。
・お酒のマナー
・タバコのマナー
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