キャバ嬢として働く上で避けて通ることができないのがヘルプのお仕事です。
「もし粗相をして先輩やお客さんを怒らせちゃったらどうしよう…」
こうした悩みや疑問を抱くキャバ嬢は少なくありませんが、ポイントをしっかりと押さえることで自信を持ってヘルプに入ることができますよ。
キャバ嬢のヘルプって?
キャバ嬢のヘルプは、指名キャバ嬢の代わりにお客さんのテーブルに着いて接客することや、盛り上げ役として指名キャバ嬢のテーブルを盛り上げることが役目となります。
そして、お客さんとの会話はもちろん、灰皿交換、ドリンク作り、アイス補充、テーブル周りの掃除などもヘルプに入った際のお仕事となります。
キャバクラのヘルプは、お店を運営する上ではとても大切な存在です。
指名キャバ嬢がテーブルから離れている場合はお客さんを退屈させない様に楽しませる必要があります。
また、指名キャバ嬢が戻ってきた場合には、会話に合いの手を入れてその場を盛り上げることや、指名キャバ嬢がお客さんとの接客に集中できる様に積極的に雑務を引き受けることが大切です。
ヘルプで注意したいこと
ヘルプのキャバ嬢は、お店にとってはもちろん、指名キャバ嬢にとっても欠かせない存在です。
しかし、ヘルプに入る際には自分の指名客ではないため注意すべきことも沢山あります。
不要なトラブルを避けるためにも以下のポイントには特に注意してくださいね。
①爆弾はしない!
爆弾とは、指名キャバ嬢がいるお客さんに対して、自分の連絡先や名刺を渡して繋がってしまうことです。
爆弾をしてしまうとヘルプのキャバ嬢に指名替えされてしまう可能性があり、キャバクラではNG行為とされています。
②指名嬢の話はしない!
ヘルプのキャバ嬢の役割は、指名キャバ嬢がテーブルから離れている間に彼女の存在を忘れて楽しんでもらうことも含まれています。
そのため、自身がヘルプに入っている間は、指名キャバ嬢の話はできる限り避けて会話することがおすすめです。
また、万が一指名キャバ嬢の話になっても個人情報やキャストしか知り得ない情報をお客さんに話すことはNG。
ましてや、指名キャバ嬢の悪口やあらぬ噂を漏らしてしまえば後々大きなトラブルへと繋がってしまうためご法度です。
③お客様の隣に座らない!
ヘルプのキャバ嬢は、基本的にお客様と向かい合うヘルプ席に座ることがルールです。
お客さんから「隣に来て飲もうよ!」というお誘いを受けた場合でも、指名キャバ嬢が同席している状況で許可が出ているのであれば問題ありませんが、彼女達が知らない状況の中で隣に座ることは避けた方が賢明です。
また、過度なスキンシップはお客さんを勘違いさせてしまう可能性があるためこちらもNG。
お客さんに楽しんでもらいたいという心は大切ですが、あくまでもヘルプとして目立ち過ぎないことも意識してくださいね。
④ドリンクは自分からお願いしない!
指名キャバ嬢の売上に繋がるからといって自分からお客さんにドリンクをお願いすることもNGです。
お客さんのお財布事情を把握しているのは指名キャバ嬢であり、良かれと思って取った行動が後々大きなトラブルへと発展する可能性があるため注意が必要です。
できる指名キャバ嬢は、席を抜ける際に「ヘルプの子にもドリンクをあげても良い?」と聞いてもらえることが多いですが、もしそうでなければお客さんから促されるまでは何も言わない方がベターです。
⑤席を綺麗に管理する!
テーブルを綺麗な状態に管理することもヘルプのキャバ嬢の大切な役目です。
指名キャバ嬢がお客さんの元へと戻ってきた際にテーブルが汚れていれば、もうこの子にはヘルプを任せたくないと思われてしまいます。
ヘルプを任される=自分のことを信頼してくれていると自覚し、指名キャバ嬢が戻ってくるまでは自分がこのテーブルを守るという位の強い気持ちでテーブルを綺麗に保つことを意識してくださいね。
ヘルプは信頼の証!
先輩キャバ嬢やお店の看板キャストからヘルプに呼ばれるのは、紛れもなくあなたが信頼されている証です。
爆弾などのNG行為をすることなく自身がテーブルに戻るまでその場を盛り上げてくれるキャバ嬢に対しては、「次もお願いしたい!」という気持ちになります。
また、ヘルプでテーブルに着いた際にはドリンクバックで稼げることもあるほか、お客さんから気に入ってもらえればそのまま場内指名をいただけることもあります。
そして、ヘルプに入った際のお客さんからの印象が良ければ、別のお客さんを紹介してもらえることもあるんです。
これらは全てあなたが積み上げた信頼によって成り立つものです。
「最近ヘルプばかりで何だか嫌だな」「何で私ばかりヘルプに入らないとダメなんだろう?」と思うかもしれませんが、信頼の証として前向きにヘルプのお仕事へ臨んでくださいね。