「キャバ嬢を卒業したい気持ちはあるけど、卒業後の生活ってどんな感じなんだろう」、このように思うことはありませんか?
新生活への楽しみはもちろん、その反面で不安な気持ちもありますよね。
そこで今回は、水商売を辞めて現在は昼の仕事をしている私の生活の変化をご紹介していきます。
キャバ嬢を辞めた後の生活のイメージをしたい方の参考になれば幸いです。
私がキャバ嬢を卒業したその後の生活
私は21歳〜26歳まで水商売の仕事をしていました。26歳で水商売を辞めてからは営業職に転職。現在は営業の仕事をしつつ、副業としていくつかのサイトを運営しています。
では、実際に水商売を卒業してから感じている生活の変化をご紹介していきますね。
夜型→朝型の生活になり、ストレスが減った
水商売の仕事は、とにかくストレスが溜まりますよね。
・お客様からの性的な目線や言動
・ランキング
・キャスト同士の確執
・掲示板で書かれる悪口
主なストレスの原因はこのようなところでしょうか。
当時の私は「売上」という結果に固執していたこともあり、毎日必死でお店に出勤していました。
そのせいかイライラすることも多かったですし、感情を黒服にぶつけることも多々…。
「必死すぎ」なんて陰口を叩かれていたこともあります。
転職した現在も、契約が取れなかったりサイトのPV数が伸び悩んだりすると、ストレスを感じることはあります。しかし、前ほどイライラしたりネガティブな気持ちになることは少なくなりました。
単純にストレスの原因が減ったこともありますが、なにより朝型の生活に変わったことが大きな理由です。
突然ですが「セロトニン」と呼ばれるホルモンを知っていますか?
セロトニンは精神の安定をもたらす効果があり、不足すると最悪の場合うつ病を発症してしまう可能性がある物質です。
そのセロトニンを増やすのに1番有効なのが「日光を浴びること」だと言われています。
完全に夜型の生活をしていた私は、日光を浴びる機会なんてほとんどありませんでした。
でも、今は違います。朝起きて朝食を食べ仕事に行き、夜は好きなことをしたりゆっくりお風呂に入ってリラックスした状態で就寝する。
水商売をしていた時には考えられなかった、規則正しいゆとりのある生活を送ることができています。
この生活の変化こそが、水商売を卒業してからの最大の変化であると言えるかもしれません。
両親や友人との時間が作れるようになった
水商売をしていた頃は、両親や友人との時間をうまく作ることができませんでした。
生活リズムの違いがあったことも原因のひとつですが、私自身が売上を落としたくないあまりに仕事を優先していたのが最大の原因かもしれません。実際、そのせいで疎遠になってしまった友人も何人かいます。
しかし現在は、生活リズムが両親や友人と同じということもあり、一緒に過ごす時間を作れるようになりました
「ランキングを落としたくない」「売上がほしい」という気持ちがなくなったことで、周りの人を大切にできるようになったのです。
容姿に固執することがなくなった
水商売をしていた当時の私は、とにかく容姿に固執していました。というのも、容姿がお客様から指名を獲得するためのきっかけのひとつだと考えていたからです。
私の場合は、かわいい新人さんが入店するたびに不安な気持ちになっていたのを覚えています。
「あの子の方がかわいいからランキング抜かれるかも」「私のお客様が指名替えしたらどうしよう」今考えたら異常ですが、当時は本当に怖くて仕方がありませんでした。
営業職の今は、取引先と顔を合わせはするものの「容姿」で取引の有無が決められることはありません。サイトの運営もそうです。こうやって顔を出さずに行うことができます。
このように「容姿」が商売道具のひとつだった水商売時代とは違い、「スキル」で勝負できるようになったのも変化のひとつでしょう。
お金の面で不安に感じることもある=金銭感覚の変化
私の現在の収入は、水商売をしていた頃の半分以下です。
仕方がないとはいえ、不安に感じることもやっぱりあります。
ただ、収入が減ったからこそお金の遣い方をしっかりと考えられるようになりました。
当時より生活水準は下がったものの、将来を見据えたお金の遣い方ができるようになったのは、自分にとってのプラスだと感じています。
私以外のキャバ嬢のその後
ここからは、私と同じようにキャバ嬢を辞めた友人たちのエピソードをご紹介していきます。
高級クラブに移ったS子さん
私より3つ年上のお姉さんであるS子さんは、「年齢的にもキャバクラはしんどい」という理由でホステスへ転身。
初めはキャバクラとのシステムの違いに戸惑っていたようですが、現在は「結果を出してママになりたい!」と今までより一層仕事に打ち込んでいるようです。
収入も右肩上がりで増えているんだとか。
お客さんと結婚したKちゃん
私の1つ年下で、同時期に入店してきたKちゃん。
とあるお客様と毎日同伴出勤し、かなりの売上を上げていました。
「太客1本釣りタイプかな?」とも思っていたのですが、数ヶ月後出勤日数が減り、気づけばそのお客様と結婚。経済的にも余裕のあるお客様と結婚したKちゃんは、まさに理想の形でキャバ嬢を辞めたと言えるかもしれません。
待望の赤ちゃんも産まれ、家族3人で幸せに暮らしているみたいです。
昼職に転職して副業で続けているM子ちゃん
同い年で仲が良かったM子ちゃん。
私と同じようにキャバ嬢を辞めた後は、受付の仕事に転職しました。
しかし、経済的にやっていけなかったのと「刺激が足りない」という理由で、現在は受付の仕事をしながら副業でキャバ嬢を続けています。
M子ちゃんのように一度はキャバ嬢を辞めたけど、結局出戻りしてしまう女の子は非常に多いですよね。
キャバクラ時代に得たものは今も健在
現在は営業の仕事とサイトの運営をしている私ですが、「水商売をしていて良かったな」と感じることがあります。
なぜなら、キャバクラ時代に得た人脈やスキルが現在の仕事にも生きているからです。
たとえばキャバクラ時代の知り合いから仕事を貰えることもありますし、今でも連絡を取り合うお客様に仕事の相談をすることもあります。
また、水商売時代に得たマナーや接客・向上心は今の営業の仕事にそのまま繋がっていますし、こうしてサイトの運営者として、過去の経験をもとに情報発信することだってできていますよね。
このように水商売で得たものは、必ず将来の自分に生かすことができます。「水商売の経験は無駄にはならない」ということは覚えておいてくださいね。
キャバ嬢は寿命の長い仕事ではない
これは私個人の考えですが、キャバ嬢は寿命の長い仕事ではありません。
そのため「○歳まで」とリミットを設けて、それまでに稼げるだけ稼いで辞めるのがベストなのではないかと考えています。
そしてできれば、在籍中に次の手を打っておくのがいいでしょう。
など、在籍中に転職する準備をしておくことで、水商売を辞めてからの生活のギャップを少なくできますよ。
・アルバイトとして昼の仕事を経験してみる
・少しずつ夜の仕事を減らす
・資格を取得する
・専門学校に通う